電脳年金
 
 

「ねんきん特別便」について社会保険庁は23日、年金記録の訂正が必要かどうか調査が終了していない回答が今年3月末現在、669万人分あることを明らかにした。うち186万人についてはまだ各地の社会保険事務所で調査中。

07年12月から昨年10月までに発送された特別便は1億873万通。今年3月末時点で回答があったのが7404万人、回答に基づき記録が訂正されたものが416万人分、訂正がない記録は6319万人分。

ええっとですね、わかりづらいので表にすると

送った特別便   10873 万通
返信が来た特別便    7404 万通

返信が来た7404万通の内訳  
記録訂正必要なし   6319 万通
記録訂正済    416 万通
未処理のもの    669 万通  

 記録訂正済と未処理の数では未処理のほうが多いというのは仰天しました。そこまで遅れているか。


 年金相談に行かれている方はかなりの確率で、年金相談中に、「特別便の返信をしたのに返事がない」とか「記録を訂正したのにお金が振り込まれない」というクレームをいろいろ聞くことがあろうかと思います。

 それだけ頻繁に話を聞くということはすなわち、「特別便の事務が滞っている」わけで、某テレビ局の番組を見て、「だめだこりゃ」と言われた方もいらっしゃいました。残念ながらその実態が数字として出てきたわけです。

 素人考えですけれど、統合作業については明らかなもの(現実に手帳が複数あり記号番号を2つ持っているとか、持ち主の記憶が極めて鮮明なものとか、コンピューターに記録が完全に残っているとか)は、すぐに処理が可能かと思います。もうすでに処理された416万件に入っている。

 ということは、あとに残れば残るものほど「確認作業の難易度が高くなるものの割合」も増えてきますね。もちろん「明白な漏れで、一言申し出ればばすぐに統合処理されるような記録漏れ」が残っていること多いでしょうが。こういう難解な事例でさらに処理速度が遅くならないか危惧します。

 80歳を過ぎて、まだか、まだかと結果を待ち焦がれているお年寄りもいるのは事実です。たしかに作業は大変でしょうが、いったん「記録に漏れがあると返信した方に、社会保険庁から現状説明をお送りする」ような心配りも必要か(もっと遅れるならば)と思うのですが。

 「おじいちゃん、がんばってもう少し待ってみましょうね」、そう年金相談で励ますのも結構大変です。

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